研ぎ師 福本祐貴

 

日本の刃物を在るべき姿へ

研ぎ師 福本祐貴調理に携わり早十年。

沢山の現場へ行き、悲しくなるような見た目・切れ味の包丁に触る機会が数えきれないほどありました。

私は包丁の研ぎを欠かした日はありません。包丁が好きで常に触れていたかった事もありますが、切れ味の良い包丁で食材を切る事が私の生きがいでした。

日本の刃物はとても素晴らしい物ですが、世に溢れる刃物は本来の力を発揮できずにいます。

 

私はその素晴らしい日本の刃物を蘇らせたい。

 

日本全国を自身の足で旅をして、自身の肌で日本の文化に触れてきました。
その後、約一年半をかけて世界50ヶ国を周り、

 

・各国の刃物や食文化

・自国を誇りに思う様々な国の人々

・海外で日本の文化を広めようと努力している日本人

・海外から見た日本の文化

 

初めての海外に戸惑い、情報の海に溺れました。

 

「私には何ができるだろうか?」

 

答えは出ないまま帰国、悶々とした日々を過ごしていました。

妻の出産を転機に研ぎ師になる事を決意し、「刀剣研磨師に弟子入りしたい」と家族に相談した所、
反対される事もなく「やってみなさい」と背中を押してもらえました。

師匠の厳しい指導のおかげで、包丁だけでなく刃物全般の研ぎもこなせるようになり、

 

「あなたの両腕には財産が宿りました」

 

と告げられました。

 

そして、いよいよ独立の時。

下町で人口が多く、観光客も多い、刃物を多く扱う町。

その地は東京・谷中 百千足る。

 

研ぎ陣 谷中銀座店
藤阿彌神古流
研ぎ師 福本 祐貴