包丁の柄の交換
包丁を濡らしたままにしたり、湿気の多いところに置いておくと中子(柄の中の金属)が腐り膨張して柄が割れたり、隙間が開いたりしてしまいます。
そうなってしまった場合は錆がもっと深く進行する前に早めに修理する事をお勧め致します。
当店では和包丁でも洋包丁でも柄の交換を承っております。
和包丁の場合、このように柄が外れてしまっていても中子が残っていれば柄を挿げ替える事が出来ます。
柄は朴の木に桂がプラスチックか水牛を使っているものを用意してあります。
黒檀や銀巻等をご希望の場合は在庫がありませんので取り寄せという形を取らせていただいておりますのでご相談ください。
柄を挿げたら、中に水が入らないようにパテで隙間を埋めます。
中子があまりに薄くなっていたり折れてしまっている場合は新しい金属を溶接したり顎部分を削り出して中子を形成してから柄を挿げます。
和包丁の柄の交換
プラスチック桂 1000円〜1500円
水牛桂 2000円〜3000円
洋包丁の場合このように柄と中子の間に隙間が開いてきてしまう場合がほとんどだと思います。
柄を外して中子に穴をあけます
新しい柄を荒削りしてこちらも中子に合わせて穴をあけます
ちなみにこちらの柄は黒檀へ交換です
接着材で固定して、鋲をカシめて、柄を削り整えて、着色、コーティングをして
完成です。
和包丁と比べてかなり手間がかかるのでどうしても料金が高くなってしまいます。
洋包丁の柄の交換料金は応相談ですが10000円〜承っております。
基本的に包丁の柄は水に濡らさないようにして濡れてしまったら、なるべく早く拭いて乾かしましょう。
それだけでかなり長持ちする様になります。
研ぎ陣 谷中銀座
研ぎ師 福本
Japanese knife shop
TOGIJIN