研ぎの実演を行なっています。

通常は谷中銀座商店街のthings.YANAKAの2階で営業しているので通行人の目には触れないのですが、一階テナントの孤月庵さんがオープンするまでの間、一階の空きスペースで研ぎの実演をさせて頂いています。

やはり谷中銀座商店街は人通りがとても多く沢山の方に声をかけて頂いております。

「ステンレスの包丁は研げないよね?」
「千円!?高すぎる!俺なら300円で研いでやるよ」
「鍋の蓋は治せないかしら?」
「あなたの使っている砥石を頂けないかしら?」

「刀も研げるの?」

などなど毎日楽しくお話しさせて頂いております。

今日は調理学校の生徒さんに来店して頂き、包丁の鋼材の話や砥石の話や研ぎの話を聞かれました。

自分が調理師をしていた頃も同じ様な疑問を抱えていたな、と懐かしい気持ちになりました。
あの頃、自分の周りには研ぎに関してプロ並みの方はおらず、先輩の調理師を見てもあまり上手ではなく、有名無名問わず沢山の研ぎ屋さんに包丁を持って行きましたが、機械で変な風に削られたり、過剰に鋼を削りすぎたり、包丁を傷だらけにされたり、手研ぎでも元の形を保てない研ぎ方をされたり、良い刃がつけてもらえなかったり、もう誰も信用出来なくなり、独学で勉強して自分で研ぎを続けていました。
ネットの情報に振り回されたり、感覚的なことがわからなかったり、かなり遠回りをしてしまいました。

今は自分が研ぎ師になり、知識も経験もあるので、研ぎに悩んでいる調理師さんはお気軽にご相談して頂きたいです。きっとお役にたてるかと思います。

谷中銀座商店街でthings.YANAKAで皆さまのご来店をお待ちしております。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です